::::: 空に向かって話してる :::::




冒険の終わりに
佐藤聖の冒険
FalloutSATO、先日めでたく最終回となりました。
ブラザーフットスティールと浄化装置を独占しようとするエンクレイヴの争いに巻き込まれる佐藤。
飛び交うミサイル、ガンダムみたいにデカい最終兵器。
佐藤の目的は「浄化装置まで生きてたどり着くこと」。
ブラザーフットスティールは、隊長のサラを残してみんな死に、
浄化装置の前でエンクレイヴの大佐と対峙する。
佐藤の説得により、エンクレイヴの大佐は逃亡、そして残った浄化装置は――、
高密度の放射能に汚染され、とても入れる状態ではなかった。
しかし時間がない。サラか自分が、中に入ってパスワードを入力しなければいけない。
「ついてないわね。くじでも引く?」と苦笑するサラに、
佐藤は「自分が行く」と答える。
「この功績を、貴方がなした偉業を、絶対にみんな忘れない」と言ってサラは去る。
しかし佐藤にはどうでもよかった。

――クソッタレのクソ親父のしりぬぐいをするのは、子供の仕事だろ?
――なあ、バカ親父よ。

高密度の放射線の中、薄れゆく意識の中で佐藤はパスコードを入力し――、

そして、父と同じように何かを守るために、同じ場所で死んだ。
エンディングが流れた。




・・・。
きっと夢なのだろう。

目を覚ませば、平和な世界。核戦争なんて起きていない。
綺麗なシーツ、弾痕なんてひとつもない壁や屋根。
きっと蓉子がこんなこと言って、私を起こすだろう。

「聖、どうして泣いてるの?」

そして、私は自分の頬が濡れていることに気付く。
何か夢をみていたような気がする、けれど思いだせない、と私は言う。

夢の中で埃だらけだった自分の身体は綺麗なものだった。
何処にも傷はない。

だから、
だから私は―――、

ひどく哀しくなって、
この世界で生きていたいと、蓉子の手を握った。


私のバカな夢の冒険は、ここで終わる。



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2011/09/21(水)



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